富谷塾

インタビュー

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ちゆき
2022/02/04 10:48

659km先にあった講義が私を後押しする「いざ第一次農業革命」

 

 愛知県西尾市から参加した森下さんは、2022年春から高知県宿毛市にある義理のご両親が運営する文旦農家を、ご夫婦で継ぎます。

 「農業は大変」を「農業は最高」というイメージにしたいとの思いから、生産農家向けWebサイトの作成から継続的な活用までサポートする事業を考えました。自分が農業を継ぐからこそわかる、後継者問題や農業のデメリットの解決を計るサービスです。

 このプログラムを通して、ビジネスマーケティングを一から学ぶことができ、そしてそこでの経験が、起業に対する考え方を変えるきっかけとなります。

 


 

「ガチでやる」起業セミナーと自分の覚悟がマッチング

 Webデザイナーとして働いてきた森下さんは、地域が発信するビジネスセミナーに興味があり、気に入った企画があればオンラインでよく参加していました。そんな中、オンラインセミナーで知り合った方が富谷塾生でした。その方から、お誘いを受け入塾します。

森下「入塾当初は何をやるかよくわからず、ただ在籍したままでした。」

取材「塾生あるあるだと思います。さらに遠方だと難しいですよね。」

森下「はい。でも小商いコースや今回のプログラムのような、オンラインでも参加できるセミナーが増えた2021年からは、気になった企画に参加するようになりました。」

 森下さんは「富谷塾ベンチャー創出プログラム」開催の知らせを見て、一から起業を考え、最後は成果発表に向け、起業を形にしていく内容に興味を持ちました。なかでも、プログラム概要のなかに『本気で取り組める人』がおすすめとあり、本気で起業を学びたかった森下さんの意欲とマッチしたそうです。

 また、それまでWebマーケティングの知識と経験はあったものの、ビジネスマーケティングの知識はなかったため、「ベンチャー」や「スタートアップ」など言葉の意味から学び、やがて自分のアイディアを形にする実践的な内容にも魅力を感じたそうです。

「定量化とは?」初めての連続を楽しめるプログラム

 最初に原体験を掘りおこし、市場の定量化、つまりサービスやニーズを数値化してターゲットを明確にする作業は、ご自身の知識と経験にあったWebマーケティングとは違うものでした。

森下「先に自分のやりたいことがありきなWEB マーケティングに対して、市場価値を判断するための定量化、ユーザーを洗いだす流れは斬新で、新鮮でした。」

取材「たしかに、具体的な数字をあげた発表内容は非常にわかりやすかったです。」

 森下さんは、生産農家など個人事業をしている方向けの長期的なWebサービスを定額で提供する事業を考えました。農業をホームページやSNSで発信するサービスは既にありますが、地方や個人に特化したアフターフォロー付きのサービスはまだないため、他社との差別化もできます。

 農家の方が楽に情報発信できることで、生産品のPRはもちろん、農業の実態や魅力を頻繁に伝えることができるので、消費者や関心を持つ人とつながる機会も増えます。継続的な情報発信により、生産農家の支援や、後継者問題の解決につながることを目指して、さらに具体的なサービスを考えていくそうです。

講師×コンシェルジュ=地に足がついた最強の起業

 講師の井上さんと何度も打ち合わせをしていくなかで、厳しい半面、その実は愛をもって事業をしていると知ったと話す森下さん。井上さんと関わっていくうちに、起業に対する考え方も変わりました。

 よくある起業塾では、あらかじめ決められた方法で、高単価なものを作って、月に何人契約できれば、これぐらい稼げて…と教える講師が多いですが、井上さんは全く違う人だったそうです。井上さんは、「まずは月収をこれぐらい稼ごう」ではなく、自分の収入は度外視してでも、ちゃんと事業としてやっていけるものを創ることを重要視していました。そのためにも、自分を分析し、市場を知り、数値化する流れが必要となります。

 結果、できた事業はターゲットが明確で、信頼と共感を得られることから、投資(または融資)を募ることができます。投資を募る起業の考え方は、井上さんの講義を受け、一連のプログラムに参加したからこそ理解できたそうです。

 オンライン講義では期限付きの課題が出され、学ぶと同時に、それが自分の事業提案の発表に向けた資料となっていきます。森下さんはコンシェルジュの方と週1で打ち合わせをし、何度も連絡をとるなどして、発表資料を作成し改善してきました。

取材「コンシェルジュはどんな方々でしたか?」

森下「とても心強かったです。公共との連携や企業提案の経験がある方からも、適格な指摘をいただいて助かりました。」

発表が終わった後も、「ここはどうするのか」「そのあとは?」と次々と指摘をもらえたため、サービス内容をさらに具体化していけるとのことです。その後もコンシェルジュが応援してくれるのは嬉しいですね。

 また、今回の参加がきっかけで、富谷にいる人たちと出会えたことも良かったそうです。一回目と最終発表の日に、愛知県から富谷まで初めて来た森下さんは、富谷塾生に富谷や宮城を案内してもらいました。他の塾生と交流できたことも、良い刺激になったそうです。

森下「松島の牡蠣を食べて、了美ダイニングで地元の食材を使った料理を食べて飲んで、宿泊は富谷のマサラハウスでした。」

取材「食べて飲んで寝て、最高ですね。」

良い学びは地域を越える

 今後も「農家による農家のためのWebサービス」の事業内容を見直していくと話す森下さん。初めての提案先が、義理の実家ということで意気込みは人一倍です。

 12月の発表が終わってからも、サービス内容の具体化や数値化をしています。ベンチャー創出プログラムの成果に磨きをかけて、これからいよいよ起業をスタートしていきます。

取材「ベンチャー創出プログラムはどんな方におすすめですか?」

森下「やりたいことが明確で、それが社会貢献につながる事業にしたいと考える方におすすめだと思います。実はすでに3人くらい紹介して、そのうちの1人は富谷塾に入ってますよ。」

 森下さんはオンラインで知り合ったセミナー仲間に富谷塾をおすすめしており、岐阜県に在住の方が、森下さんの口コミを聞き入塾をしています。

 起業を一から学びたい、考えたい方にこそ、おすすめです。本気で取り組めば、その姿勢に応える講師、応援してくれるコンシェルジュ、そして方向は違えど志す気持ちが同じ仲間と出会える良いきっかけにもなりますよ。

これから移住する未来の自分へ

 森下さんは、これから家族で高知県に移住し、文旦農家を継ぎます。農家のため、家族のため、そしてこれからの自分のためのサービスが、社会貢献にもつながれば、多くの人から支持を得られそうです。

 ベンチャー創出プログラムは短い期間で、発表資料を準備し、課題も提出しなければいけないので、大変忙しかったと思います。そんな中でも、学べる「楽しさ」を感じていた森下さんは意識が高く、行動力もある人です。今後の活躍にとても期待できます。


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